Mな教師

 

俺、学校で気軽に雑談できる先生っていないんですよ。

先生のなかに友達つくろーと前々から思ってるんですが、

あんまり気さくな先生にあたらないんです。さみしーな〜。

 

友達のクラスの物理教師に「わっちー」というのがいましてね。

俺はわっちーの話を聞いて、「わっちーと友達になりて〜」と思いました。

 

わっちーはまだ23歳の新任教師なんです。

しかもオタクです。

自己紹介の時に「好きな漫画は『ハンター×2』です」と言ったそうです。

あと俺と同じでゲームではFF7が好きだそうです。

 

俺の友人ゆきタンとさりタンが文化祭でわっちーの彼女を発見しましてね。

でもわっちーは彼女には会いに行けないみたいなんですよ。仕事中ですから当たり前です。

「ねぇ、あれ彼女?」

「う、うん」

「へぇー、なんて呼んでるの?」

「てるてる。」

一同爆笑。なんてかわいいんだ!

「行ってあげなよ。せっかくだし。」

「行かなきゃてるてるにしばかれるよ。」

「えっ?!縛られる?!」

言ってません。

 

なんでそうなんねん!

これは聞いた話なんですけどね。

このことでわっちーマゾ疑惑が浮上しましてね。

 

そして、これはまた別の機会に。

「この前の『縛られる』ってなんだったの〜?」

「ねー、もしかして先生ってマ・・・うぐぐ・・・」

「さり、ダイレクトに言わない!」

「何?」

「先生ってマ行なの?」

「えっ?!いや・・・うーん、どちらかというと・・・そうかも。(ちょっと恥ずかしそうに)

 

マジで?!

っていうか生徒にそんなこと言うなよ。

つい、よからぬ妄想しちゃうじゃないか!

 

きっとてるてるはサドなんでしょう。

そしてわっちーはきっと縛られてるんでしょう。

身近にそんな人がいたなんてねぇ・・・(笑)

 

それから、ゆきタン、さりタンはよくわっちーと喋るそうです。

ゆ「もー、困ってんだけど。これじゃ、さりの逆セクハラだよ。相手は一応男なんだからね。」

どうやらそうとう卑猥なことをさりタンはわっちーに言ってるようです。

さりタンはかなりSなんでわっちーと気があいそうです。

 

さりタンがわっちーの教科書に勝手にお花を落書きしたそうです。

そんなことしちゃあ大変だ!

こっから俺の妄想です。

 

わっちーの家に居たてるてるが、教科書のお花を見つけます。

「なによ、これ?!誰が描いたの?!」

「えっ・・・・生徒が勝手に・・・」

「女のコね。私の他に女がいるんでしょ!?」

てるてる、ベルトを持ち出す。

「この私を差し置いて、女子高生なんかに手を出して・・・!この変態!!

そして激しくわっちーをたたく

「痛っ・・・・・・、ちっ、違うんだよ・・・」

「何が違うのよ?!」

「じ、自分で・・・描き・・・ました・・・。」

「ふん、自分で教科書にお花なんか描いたの?ふふっ、変な趣味、あんたほんとに男?

  物理教師として恥ずかしくないの?!

また激しくベルトでたたく

 

さぁ、妄想終わり。

 

いやぁ、楽しいなぁ。

 

これで小説書けますよ。書いてないけどね。

後半はさりタンとてるてるでわっちーを調教することになります。

 

この妄想を友人に話した日の帰り、俺は初めてわっちーを見ました。

それまで俺はわっちーを見たことなかったのです!

 

背、低っ・・・。俺より低いよ・・・。

 

ルックスはかっこいいとは言えないけど、人の良さそうな感じでした。

見るからにMっぽかったです。

 

 

あんまり妄想書いちゃったらかわいそうなんで、ここでおさえときます。

普通のいい人だそうですよ、わっちーって。

学校は漫画禁止なのに、ゆきたんにドラゴンボール貸してくれるそうです。

ゆきタンは代わりにドラえもんのぬいぐるみをあげるそうです。また彼女に怒られます。

ゆきタンやさりタン達からわっちーに喋りかけなくても、

向こうから喋りかけてくれたりするそうです。

一般的につまらないと思われてる物理なだけあって

ギャルのコ達のグループは授業中うるさいんですが、注意したりしないそうです。

1学期、さりタンは物理が「2」だったそうですが、(5段階評価)

今学期は採点者のわっちーと仲良くなったのでせめて「3」になるかもしれません。

 

 

俺も・・・わっちーのクラスがよかった。

俺のクラスの物理はデブいおっさんです。眠いです・・・。

なんとか1学期は「5」だったんですが、今学期は寝てるからなぁ・・・。

 

 

いつか、わっちーと

「俺が見逃した回の『ガンダムSEED』のビデオ取ってない?貸してほしいんだけど。

代わりにFFの同人誌貸すよ」

とラブラブな(?)会話ができるくらいの仲になりたいです。

 

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