「俺の下であがけ」を買いに行く。

 

俺の下であがけ」というタイトルからしてエロそうなBLゲームをものすごく欲しがってる友人がいまして。

あ、昔の駄文にたまに出てきたゆきタンなんですけど。

彼女は結構、あまのじゃくな性格(?)でして。

ほら、よくいるじゃないですか、

好きなのに「嫌い」って言っちゃう、欲しいのに「欲しくない」って言っちゃう、

みたいな。 あ、↑は別にエロゲーの話じゃないですよ。

 

「緑川の声キモいし〜」

「絵はあんまりうまくないし〜」  (俺はうまいと思うけど…)

「でもシステムよさそうじゃん。」

「結構売れ筋だしね。」

「ね、みんなでワリカンして買ってみない?!」

 

つまり欲しいんだろっ!? 緑川光も好きなんだろっ!?

 

彼女の口から、よく、声優の緑川光の悪口を聞きます。

よっぽど、彼が好きなんでしょう。

 まぁ、俺も、受役の「『マネーの虎』の、あのナレーション」が結構好きで、

ゲーム自体も、ちょうど欲しかったものなので、話にのることにしました。

 

 

さて、友人のさりタンとゆきタンと俺とで、大阪の日本橋に行くことに。

まず、普通にパソコンの周辺機器を見る。

さ「あー、ペンタブ欲しいなぁ・・・」

俺「お、いいなぁ。そろそろShadeとフォトショもバージョンアップしたいなぁ・・・」

「ねー、『あがけ』探そー。」

 

そして、エロソフト(男性向けエリア)に。

あのー、エロソフトなどはこっそり見たいたちなんですけど…。

「『あがけ』ないかなぁ・・・」

俺(ここには無いよー。ここは一人で来た時ゆっくり見ようっと。)

 

エロソフト(女性向けエリア)へ。

「『あがけ』、ありそうでないなぁ…。」  (結構マイナーなゲームらしい)

この時点でさりタンと俺は「あがけ」の存在を少し忘れていました。

さ「あ、『好きしょ1』が中古で安い!ワリカンしよっ。」

俺「うん、一人800円くらいだしね。」

「えぇー、『あがけ』はぁ?!」

さ「そんなのどーでもいいじゃん。」

ゆ「でも、そのために来たんじゃん。

さ「どーせ見つからないかもよ。こっちの方が欲しくなったし。」

喧嘩になりそうなふいんきだったので、

ここはとりあえず『好きしょ1』を買って退散しました。

 

そして。

さ「あのさぁ、最初に行った店が一番ペンタブ安かったから、戻って買いにいってもいい?」

俺「いいよ〜。あ、ついでに途中にあった本屋もよっていい?」

ゆ「えぇー、遠いじゃん。まだ『あがけ』見つかってないし。

俺&さりタンはそろそろ「あがけ」のことはどうでもよくなっていました。

 

そして、また違うエロソフト屋へ。

俺は二人から離れて、デモを見てました。

ゆ「すいません。『俺の下であがけ』っていうゲームありますか?」

 

 

聞いたよ!

 

ついに聞いちゃったよ、あの人は!!

 

そこまでして欲しかったのか!!

 

 

店員「えっ・・・あー、ちょっと待ってくださいね。」

 あ、普通や。小説とかだったら

「だめだよ、お嬢ちゃん。まだ、高校生でしょ?」

「え、でも・・・んと、えと、お兄ちゃんに頼まれてぇ・・・。」

「あれぇ?本当は自分が欲しいんじゃないのぉ?」

<<以下略>>

やと思ったのに・・・。

 

んで、待たされること約5分。結局見つからなかった。

ゆ「まったく、あの店は!」

ゆきタンはキレてました。

さ「ねー、さっきのペンタブ、もう、見に行っていい?」

ゆ「・・・いいよ。」

ついに折れました。

 

結局探し回って、最終的には見つけました。

ゆきタンは、とっても嬉しそうでしたとさ。

しかし、そこまで「あがけ」に対する情熱が強かったとは思いもよりませんでした。

 

 

家に帰って、早速、「あがけ」でオナってるゆきタンが目に浮かびます。

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